6話はセイがいろいろな講義を受け能力を伸ばすお話でした。
セイは講師をつけてもらうことになりましたが、魔法だけでなくダンスやマナーなどのスランタニア王国における貴族の一般教養のようなものも含まれていました。
魔法の講義では宮廷魔道師団師団長のユーリが講師としてセイに魔力操作や魔法の発動速度についてなどを教えます。
講義の一環として貴族の令嬢とのお茶会もあり緊張していたセイですが、相手が図書館で親しくなったリズだと知り安堵します。
セイはリズから一緒に召喚されたアイラの話を聞き心配するのでした。
研究者として過ごしているセイと違いアイラは学生として生活しているようですね。
第一王子やその側近たちはやはり位が高いだけあり婚約者がいるようですが構わずアイラと過ごしているせいでアイラは孤立しているようでした。
アイラの動向が気になる【聖女の魔力は万能です】第七話のあらすじとネタバレ感想です。

聖女の魔力は万能です7話「章間」のあらすじ

コンビニへ向かおうとしていた高校生、御園愛良は踏み出した途端に三和土が光り現れた紋章によりスランタニア王国へと召喚されます。
応接間のような部屋で第一王子カイル・スランタニアと名乗る男性に状況を説明されますが、意味も分からず混乱は増すばかりでした。
今起きていることが夢ではなく現実だと自分のなかで折り合いをつけたのもつかの間、元の世界に帰れないと聞き動揺してしまいます。
泣き出してしまったアイラを見て、カイルもまた動揺するのでした。
召喚されたものの聖女としての実感が持てないアイラをカイルは城下へと案内します。
アイラは市井の様子を物珍しそうに眺めながら、カイルが通るだけでただならぬ緊張感を見せる人々を不思議に思います。
国のために嫌われ役を負うカイルの国への思いや人となりを知り、自分がやるべきことがあるのなら頑張ることを伝えるのでした。
カイルもまたアイラへの支援を惜しまず学園への編入など世話を焼きます。
しかしその姿勢がアイラを学園で孤立させることになるのでした。
聖女の魔力は万能です7話「章間」の見どころ
今回は一緒に召喚されたアイラを中心にしたお話でした。
ずっと気になっていたのでこういった形で見られたのは非常に良かったですね。
アイラが泣き疲れ眠ってしまったことを聞いたカイルが国のために命を掛けられるのは自分たちだけだと呟いたのがとても印象に残りました。
思っていたよりもカイルはずっとまともな王子だったんですね。
ドレスを選ぶシーンもアイラの性格がよくわかる一幕だったように思います。
学園で学び始め魔法に慣れたころカイルからいずれは魔物の討伐にも出ることを示唆されアイラは戸惑いますが、それが自分のやるべきことなのだと覚悟を決めます。
そんなアイラにカイルたちは一層強く聖女だと信じ共に国を守ろうと膝をつくのでした。
しかしカイルを始め側近たちには婚約者がおり、アイラの存在をよく思わない生徒もいます。
アイラの内向的な性格も災いし友人も作れず、そんなアイラを思いエリザベスが好意的に声をかけもしますが猜疑心の強くなったカイルは撥ね付けてしまうのでした。
聖女の魔力は万能です7話「章間」のネタバレ感想
正直カイル殿下には申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいました。
とんでもないあほ王子だとばかり……いやほんと申し訳ない……
命を懸けることの重みも理解しているようで、過保護にも思えるほど世話をやいているのはアイラちゃんに背負わせてしまった罪悪感のようなものあるのでしょうか。
そして魔物の討伐に対し前向きに覚悟を決めたアイラちゃんでしたが、15歳から18歳の少女には重たいものですよね。
学園の生徒はアイラちゃんが聖女だとは知らないんですかね。
カイル殿下はアイラちゃんが聖女!と周りにも伝えてるような感じもしますが……セイは聖女ということを隠していますし、召喚された聖女であるアイラちゃんを召喚した人間のカイル殿下が保護するというのは至って自然な流れに思います。
囲い込んでしまっているのが良くないのでしょうか。
6話感想はこちら

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まとめ
アイラもカイルもセイの視点から見た印象とは違った人物像でしたね。
特にカイルはきっかけが勘違いだったとはいえその後の対応についての過ちを自覚しています。
そのうえで派閥争いなどの国内の混乱や、貴族社会からも孤立するような形になってしまったアイラのために道化になる覚悟があるような描写もありました。
勿論他にもやり方はあったでしょうしすべてを許容出来るわけではありませんが、やることなすことすべてに拒否感を持つことはなくなりました。
いつか和解するときがくるのでしょうか。
和解できるといいですね。
アニメ【聖女の魔力は万能です】、次回も非常に楽しみですね!