10話はセイが聖女の力の発動条件を自覚するお話でした。
地方への討伐遠征に向かうことになったセイと騎士団一行。
クラウスナー領は薬師の聖地と呼ばれるほど薬用植物の一大産地でもありました。
領主からクラウスナー随一の薬師、コリンナを紹介されセイは薬草への知識を一層に深めます。
そしてコリンナとも親交を深めたある日ポーション作りに躓いていることを伝えると、一冊の日記を手渡されました。
貴重な文献でもあるその日記にはセイが探していた【祝福】に関する詳細な記述があったのです。
夢中なって読み進めていると、クラウスナー領で知り合った傭兵団のレオンハルトやその仲間たちが見回りの最中に、見たことのない魔物に襲われたことを知ります。
騎士団にも同様に大きな被害が出たことを知ったセイがアルベルトの元に駆け付けると一際強い金色の光が溢れるのでした。
その後アルベルトとふたりきりになったセイは、自身の聖女の力の発動条件に気付き動揺していましたね。
恋心の自覚は早い段階であったように思いますが、聖女の力のトリガーにまでなっているとは思いもよらなかったようです。
ふたりのこれからが気になる「聖女の魔力は万能です」11話のあらすじとネタバレ感想です。

聖女の魔力は万能です11話「窮地」のあらすじ

聖女の力の発動条件を察したセイは、クラウスナー領で与えられた部屋で戦々恐々と発動を試していました。
スランタニアにきてから知り合った人々の顔を思い浮かべながら魔力を込めてみますが金色の光は一粒と出ません。
ですがアルベルトの顔を思い浮かべた途端に胸の奥から溢れ出した金色の光にセイは項垂れるのでした。
聖女の力を使う際に意識せず使えるようになるため反復練習しかないとセイは考えます。
コリンナに相談したところ鉢植えを提供され少しずつ範囲を広げていくことを提案されました。
そしてアルベルトからは本格的に討伐に始めることを知らされます。
クラウスナー領の森に入るとそこはとても美しく、自然と心がほぐれる場所でした。
その美しさに見惚れていると騎士団員の鋭い声が届きます。
スランタニアでは厄介とされているスライムの痕跡を発見したのでした。
聖女の魔力は万能です11話「窮地」の見どころ
術の発動のたびに恋い慕うアルベルト思い浮かべなければならない、というのはセイにとってはハードルの高いもののようです。
鉢植えに術をかけ終わったあとも魔力ではない別のものを消耗したような表情をしていましたね。
そして練習を終えたところで現れたレオンハルトから、魔導師として傭兵団に加入するよう誘われます。
セイが口を挟む間も無くコリンナと言い争いを始め、更にはアルベルトまでも現れレオンハルトに厳しくあたるのでした。
本格的に討伐を始めることとなったセイたちの前にスライムの痕跡が見つかります。
物理攻撃が効かないため、騎士団や傭兵団には相性の悪い相手のようでした。
森の奥へ進むとスライムの集団に襲われてしまいます。
一際大きなスライムと対峙したそのとき、セイたちを守るように火柱があがりました。
驚くセイの前に現れたのは、同じ召喚者で魔導師団に所属することになったアイラでした。
聖女の魔力は万能です11話「窮地」の感想
ユーリさんのときはほぼ無だった我が推しホークさまがレオンハルトに対してはすごいピリついてましたね!
流石にヤキモチというよりは、聖女にちょっかいかける不届き者への警告に近いようでしたが。
セイがあまり人を疑ったりしないぶん、知らない土地の人間ということで警戒しているのでしょうか。
クラウスナー領到着の回では領主とコリンナに不穏な企てがあるような描写もありましたし、警戒するに越したことはありませんもんね。
冒頭にはアイラちゃんが魔導師団に所属したシーンがありましたね。
そのままユーリさんに連れられクラウスナー領まできたみたいですが、初実戦にも近いようなアイラちゃんがぶち込まれるにはなかなかハードな戦場になりそうです。
10話の感想はこちら

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まとめ
アイラは魔道師団に所属し、セイは聖女の力の発動条件に気付き、召喚されたふたりがそれぞれ力の使い方に慣れてきたようですね。
アルベルトへの恋心が聖女の力の発動条件であったことからセイは今まで以上に強く意識してしまいます。
よそよそしくなるセイの態度に心を砕くアルベルトですが、理由を説明出来るわけもないと思うセイにはどうしようも出来ないようでした。
ところで森のなかで火柱があがりスライムを倒したときに、思わず『山火事やんけ』と声が出てしまいました。
森が燃える細かい描写があったのでなにかあるのでしょうか……