11話はクラウスナー領での討伐が本格的に始まるお話でした。
聖女の力を使うたびにセイの心の中に浮かんでいたのはアルベルトの姿でした。
部屋のなかでひとり、ジュードやヨハン、エリザベスのことを思い浮かべますが聖女の力はぴくりともせず、アルベルトは名前を呟いただけで胸のなかから金色の光が溢れ出ます。
聖女の力の発動条件がアルベルトへの恋心だと気付きセイは動揺するのでした。
更にクラウスナー領での討伐を本格的に始めるとアルベルトから聞かされ、それまで待機状態だったセイに参加が促されました。
森のなかではスライムの痕跡が発見され、耳馴染みのある魔物の名前にセイは興味を沸かせます。
しかしスランタニアでは魔法しか効かない厄介な魔物とされていて騎士団たちとの相性が悪く、討伐部隊は負傷者が続出するのでした。
聖女の魔法の発動条件が確定しましたね。
術を使うたびに好きな人を思い浮かべなければならない、というのはなかなかの心労ではないでしょうか。
ウブな主人公がかわいい【聖女の魔力は万能です】12話のあらすじとネタバレ感想をお送りします!

聖女の魔力は万能です12話「帰還」のあらすじ

スライムに囲まれていたセイたち一行を救ったのは王都から派遣された魔導師団でした。
負傷者が多くこれ以上進むことはできないと判断したユーリやアルベルトはすぐさまに退却します。
セイの術をかけた鉢植えからは芽が顔を出し魔法が問題なく発動していました。
範囲を広げるために館の一画を耕し土そのものに魔法をかけます。
するとユーリが顔を出しなぜ自分の前で使ってくれないのかと拗ねて見せるのでした。
ユーリから土への付与も問題なく行えていることを教わり、更に範囲の広い畑へ移動します。
聖女の魔法は魔力を多く使うようで全ての区画にかけ終わる頃にはセイは草臥れてしまっていました。
翌日、魔術師団が到着したことで新たに編成を組み直し再び討伐に向かいます。
同じ召喚者のアイラやアルベルトと同じ班に組み分けられ、森の中心部へと進むのでした。
聖女の魔力は万能です12話「帰還」の見どころ
前回王都を出立していたユーリたちが間一髪でセイたちを救います。
大慌てで準備をしていたのは別の理由でしょうが、間に合って良かったですね。
そして日を改め、魔術師団を組み込んだ新たな編成で討伐に挑みます。
森が燃えたことを咎められたユーリは極力火魔法を使わないよう言い含められていました。
セイの編成された部隊にはユーリやアルベルトだけでなく、レオンハルトやアイラも含まれていましたね。
なかなか偏った編成ですが、沼の発見と浄化に特化した少数精鋭でしょうか。
道中スライムが集合し大型の獣の姿に変わりますが、苦戦しつつも進み森の奥で魔物が湧き出る沼を発見します。
ですがスライムに手こずる仲間に気を取られセイは魔法を発動できません。
それどころか獣の姿の魔物に襲われるアイラを放っておくことができず、間に割って入ってしまいます。
魔物の爪がセイを襲おうとしたそのとき、ユーリは一際強い火魔法を発動するのでした。
聖女の魔力は万能です12話「帰還」のネタバレ感想
セイさんと推しが両想いになった感じの描写がありましたね。
お陰で今までホークさま私にも!私にも!と思っていたので夢系単推しだと思ってましたがセイさんを口説くあなたが好きという壁系単推しのフリしたカップル推しだったことが判明しました。
あと抱えられたセイさんとホークさまのやり取りを指の隙間から見て「んふふふ!」てなってるアイラちゃんがかわいかったです。
【インフェルノ】という大きな魔法を唱えたユーリさんがは怒っているようにも見えました。
仲間を気にかける優しさはセイさんの美点ですが、自分のすべきことを疎かにした挙句、魔物の前に不用意に立ち沼の浄化という聖女にしかなし得ない魔法を持つ自身を危険に晒したという見方もできますもんね。
何本もの火柱があがりセイたちを守るように取り囲み、その後も問答無用でファイアランスを唱えていたユーリさんに並々ならぬ怒気を感じました。

ユーリさん絶対怒ると表情と感情がなくなるタイプだ……
11話の感想はこちら


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まとめ
今回で【聖女の魔力は万能です】第1期は最終話を迎えました。
セイが聖女の力を任意で発動できるようになる、という必須のスキルを得たところで終わってしまいました。
アルベルトとの関係がありがとうございます!
これで大丈夫です!
12話は1期最後なので、この全体まとめでOKです!
ありがとうございました!今後どのように発展していくか気になる部分も多く残したままですが続編はあるのでしょうか。
【聖女の魔力は万能です】は悪役がいない、という前提で作られた作品でしたね。
最初のころはカイル殿下になんだこいつ感がありましたが。
全体を通して心がざわついたり、嫌な気分になることなく1クールずっと平穏に見ていられる作品だったように思います。
キャストが異様に豪華なので続編を期待したいところですが、明確な目的のない物語は長く続くと同じことの繰り返しで間延びしがちになってしまうことが往々にしてあるので期待半分不安半分というところです。