マイキーの前にフラりと現れ、マイキーの心を壊していく黒川イザナとは、どのような人物なのでしょうか。
真一郎やマイキーに固執する理由について、関東事変の最終決戦や過去などから解説していきます。
また、アニメや実写映画で誰に演じて欲しいかや、イザナの愛機についても簡単に考察・解説していきます。
ネタバレは嫌って方、この記事を読んでも漫画は全然楽しめますので、ぜひ漫画を読む事をオススメします!
黒川イザナのプロフィール
身長/体重:165cm/58kg
誕生日:1987年8月30日
所属:黒龍(8代目総長)、横浜天竺(総長)、東京卍會(No.3)※聖夜決戦後の未来
愛機:CBR400F
現在分かっているイザナのプロフィールは以上です。
イザナの両親や家族については、相関図と共に後ほど解説していきます。
他人に興味がなく、交わりが限られていたこともあって情報が少なくなっています。
黒川イザナの強さ
イザナの強さについて、鶴蝶は「孤独がイザナの強さ」「リミッターがない」「人を殺す拳」などと表現しています。
少年院に入っている間に起こした喧嘩では、後にS62(極悪の世代)と言われる5人を叩き潰していた。
この件以降、イザナは5人を恐怖で支配したのでしょう。
関東事変では「無敵のマイキー」の動きを読み攻撃を避け、一時的に優位に立つほどだった。
少年院に入る原因となった12歳の時のお礼参りでは、年上であろう相手を次々と撃沈させていった。
以上のことから、現状最強となっているマイキーと同等あるいは、それに近い強さを持っていると考えられます。
知力の面では、稀咲がどこまで作戦を話していたのか詳細は分からないが「利用されてやる」と言っていることなどから、それなりに知力も持ち合わせているのではないだろうか。
黒川イザナの初登場は何巻?
イザナの初登場は『15巻129話』です。
岸壁で海に向かって座り、たい焼きを食べようとしていたマイキーの側にフラッと現れる。
特に深い話もなく「俺は黒川イザナ」と名乗っただけで「また会おう」と去って行ったのでした。
この時、何も気付いていない様子のマイキーを見て、どんな想いだったのだろうか。
黒川イザナが大人になる未来は?
イザナが大人として登場するのはいつなのか、また何をしているのかについて解説していきます。
大人として登場するのは何巻?
『15巻133話』に、東京卍會のNo.3として登場します。
聖夜決戦後の未来
東京卍會の総長マイキーは死亡、稀咲は海外へ高飛びと、イザナは東卍の実質トップとなっていました。
そんなイザナは、イヌピーとココに自分について嗅ぎ回るタケミチとナオト、さらにそれを話す大寿を拉致してくるように命じていた。
計画では、イザナがナオトを殺す手筈になっていた。
ナオトがタケミチを庇ったことから、ナオトを射殺したのは稀咲となってしまいます。
イザナはタケミチに「お前らは俺のマイキーを殺した」と言い放つ。
そして、同行していた鶴蝶を呼び、タケミチを殺すよう命じたのでした。
黒川イザナはなぜ黒龍の創設日に最終決戦を仕掛けた?
真一郎が黒龍を創設したのは2月22日。
わざわざ、その日を狙って仕掛けたのは『真一郎が守りたかったものや夢を創った日に壊してやる』というのが最大の理由ではないかと考察します。
真一郎が「黒龍総長の座を兄弟で繋いでくのが夢」と語った時、自分を一番大切に想ってくれる理想の兄になってくれないと気付いたイザナは真一郎を憎んだのでしょう。
また、イザナは「マイキーを灰にして真一郎する」というようなことも言っています。
時系列からいくと、エマが死亡したのも2月22日。
マイキーの心を支えていた2人を同じ命日にすることで、イザナと真一郎の関係を邪魔したマイキーにとって1年で最も最悪な1日にしてやりたかったと考えられます。
その後に何とか心を保てたとしても、その最悪な1日があることで年に1回はマイキーを洗脳しやすくなるチャンスが来るのですから。
黒川イザナは生きている!?
関東事変の最終決戦において、マイキーの攻撃を複数喰らい、稀咲に撃たれる鶴蝶を身を挺して庇い銃弾を3発も喰らっていた。
真一郎とマイキーへの恨みを晴らすべく黒龍の創設日(2月22日)に最終決戦を仕掛けたが、自身の命日になってもおかしくないほどの重傷である。
それほどの重傷でありながらも生存説が浮上してくるのは、聖夜決戦後の未来で大寿とナオトが言っていたことが関係していると思われます。
15巻132話で、イザナが警察に顔が利くこと、殺人・傷害・窃盗などの嫌疑を掛けられている稀咲の身代わりとなる”死体”を用意して死亡したように見せ掛けて海外に逃がしたことが語られている。
少年院に入っていたことを考慮すれば、関東事変の段階で警察にある程度顔が利いている状況があってもおかしくありません。
かなり苦しい解釈にはなりますが、イザナの執念を考えると、マイキーとの間にもう1つ2つ波瀾があるのではないでしょうか。
黒川イザナの過去
イザナの過去について、イザナに大きな影響を与えた家族・真一郎・S62世代の3点から考察していきます。
黒川イザナの家族
イザナは母・黒川カレンによって施設に預けられ少し経ってから、偶然再会していた。
そこで、自分の出生や家族について衝撃の事実が伝えられたのです。
カレンは本当の母親ではなかった。
イザナの父親はカレンの元夫で、フィリピン人女性との間に子供を授かっていた、それがイザナだったのです。
産みの母はフィリピン人と明かされたが、父親の国籍については語られていない。(おそらくフィリピン人)
とても可愛がっていたエマを異母妹だと思っていたイザナだったが、自分のルーツを知ると誰とも血縁関係がないことを知ってしまったのでした。
真一郎への手紙
エマがタケミチたちの元に持ってきた真一郎の遺品である箱の中には、ぎっしりと手紙の束が入っていたのです。
その手紙は、手紙というより真一郎に宛てた日記のようなものだった。
しかし、イザナの心境の変化などタケミチたちのとって重要な情報が記されていたのでした。
イザナの書いた手紙は、封書ではなくハガキが圧倒的に多いようです。
その文字は非常に小さくぎっしりと書かれている様子が描かれていた。
宛名面にまで文章がはみ出しているほどだった。
文面と分量に心の闇を感じたような気がします。
イザナは12歳の時、集団リンチに遇い重傷を負ってしまう。
回復後、リンチしてきた奴らに1人ずつお礼参りをしていく。
さらに、リーダーを「仲間や家族、全員再起不能にしてやる」と追い詰めて自殺に追いやったのです。
イザナは、これが原因となって少年院へと行ったのでした。
その少年院では、後の運命を大きく左右する6人が出会う。
黒川イザナ、武藤泰宏、望月莞爾、灰谷蘭、灰谷竜胆、斑目獅音である。
この6人は偶然にも生まれ年が同じで”S62 極悪の世代”を象徴するメンバーとなったのでした。
天竺という名前に込めた黒川イザナの想いとは?
自らが創設した天竺という名前の由来らしきことが、幼少期の鶴蝶との会話で「身寄りのない奴らをみんな国民にして居場所を作ってやる」と語られていました。
天竺を構成していたメンバーの背景は分からないが、居場所に困った人たちが属していたと考えられる。
金を作ることに長けているココを欲しがったのも、先立つものが必要だったからなのかも?
そんな天竺での重要な仲間である鶴蝶についてはこちら
→ 鶴蝶とは?本名や身長についての考察とタケミチやイザナとの関係についても解説
黒川イザナのバイク
パーちんのバイク(CBX400F)が、中古で何百万円もすると紹介しました。
イザナのバイクはCBF400Rで、パーちんのバイク(CBX400F)の後継機なんだそう。
Ⅰ型とⅡ型とあるらしいが、いずれも中古価格で200万円以上する貴重なバイク。
生産期間が1983~1986年と短いため生産台数が少ないと思われるが、イザナはこのバイクをどこで手に入れたのだろうか。
パーちんについてはこちら
→ パーちん(林田春樹)とは?プロフィールや声優や実写のキャストの紹介も
黒川イザナのキャスト
アニメ、実写映画のいずれも、続編があるかすら決まっていません。
アニメではSNSで意見が多かった声優さんを、実写映画では個人的にやってほしいなと思う俳優さんを紹介します。
アニメ
SNSで意見が多かったのは2人。
エヴァンゲリオンで渚カヲルを演じている”石田 彰さん”と進撃の巨人でエレン・イェーガーを演じている”梶裕貴さん”です。
柔らかい雰囲気を持ちながらも豹変する節がある、底知れぬ闇を持っているという役を演じてきたから挙がったお2人なのでしょう。
実写映画
もし、イザナが登場するところまで実写映画化するならば、”本郷奏多さん”がいいなと個人的に思います。
これまで演じてきた役が癖の強いキャラクターでも、原作のイメージを壊すことがなかったからです。
漫画が好きらしく、その辺りを徹底的に研究されているんだろうなというのを節々に感じられる。
アニメも実写映画も、続編が決まった際の追加キャストの発表が楽しみです。
まとめ
黒川イザナについて、強さの理由や真一郎とマイキーに固執する理由、複雑な過去になどについて解説・考察をしてきました。
マイキーと深く関わる人物でありながら、まだ謎が多く生存説を考察してきましたが、実際のところはどうなのでしょうか。
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