西遊記をモチーフとして三蔵一行の旅路を描く、峰倉かずや先生による「最遊記」シリーズ。
現在も「月刊Comic ZERO-SUM」にて最遊記RELOAD BLASTが連載されていますが、この度5作目となるアニメ化が決定しました!
その名も、「最遊記RELOAD -ZEROIN-」。
今回のアニメでは、既に物語が描き終わっている、「Even a Worm」編をもとに作られるとのことです。
原作の漫画はあるの知ってるけど、「最遊記」って色々あってどの話が今回のアニメなのかよく解らなくってよ
とういうお嬢様にも解るように「最遊記」の読む順番、Even a Worm編のあらすじと見どころなどを紹介していきます。
- 原作漫画の最遊記の読む順番が知りたい
- 最遊記RELOAD -ZEROIN-は原作漫画の何巻か知りたい
- 最遊記RELOAD -ZEROIN-のあらすじと見どころが知りたい
アニメが放送する前に予習して、アニメ放送を楽しみに待ちましょう!
あ、ネタバレ有りなので、ご注意下さい!!
アニメ「最遊記RELOAD -ZEROIN-」は原作漫画のどれ?過去作の見る順番は?
今回のアニメ「最遊記RELOAD -ZEROIN-」の原作にあたる漫画は「最遊記RELOAD」です。
そもそも今回アニメ化する「Even a Worm編」は過去オリジナル展開でアニメ化されました。
だけど今回完全原作漫画のストーリーをアニメ化する。ということで期待が高まってますね〜^^
最遊記はすでに全世界累計発行部数は2500万部を突破している漫画なので、今更感はありますが、今回のアニメ化で初めて触れる・・・という方向けに原作漫画と過去のアニメ作品の見る順番を紹介します!
漫画「最遊記」を読む順番
漫画「最遊記」は全5作品、本編が3作品、外伝が2作品となってます。
- 最遊記
- 最遊記RELOAD
- 最遊記RELOAD BLAST
- 最遊記外伝(本編の前日譚)
- 最遊記異聞(玄奘三蔵の師である光明三蔵が若い頃のエピソード)
アニメ「最遊記」見る順番
アニメは全部で12作品ありますが、初期作品は1999年〜2004年の作品でかなり古く今現在見る事が出来るは至難の業かも。
- OVA『最遊記』・OVA-ドラマCD
- テレビアニメ『幻想魔伝 最遊記』全50話
- 『劇場版 幻想魔伝 最遊記 Requiem 選ばれざる者への鎮魂歌』
- テレビアニメ『最遊記RELOAD』全25話
- テレビアニメ『最遊記RELOAD GUNLOCK』全26話
- OVA『最遊記RELOAD -burial-』全3話
- OVA『最遊記外伝』全3話+特別編1話
- テレビアニメ『最遊記RELOAD BLAST』全12話
この中でVODで見られるのは『最遊記RELOAD -burial-』と『最遊記外伝』のみ。
最遊記が見られるVODサービス | |
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dアニメストア | 「最遊記RELOAD-burial-」「最遊記外伝」「最遊記外伝 特別篇 香花の章」 |
U-NEXT<ユーネクスト> | 「最遊記RELOAD-burial-」「最遊記外伝」 |
※アマゾン・プライムはdアニメストアにアマゾンから加入が必要なので省いてます。
※TUTAYAの宅配レンタルには過去作もありました。
アニメ「最遊記RELOAD -ZEROIN-」は原作漫画のどこまでやるのか
肝心のアニメ化される「最遊記RELOAD -ZEROIN-」Even a Worm編と呼ばれる部分は原作漫画のどの部分なのかというと、漫画「最遊記RELOAD」の4巻から最終巻の10巻まで。
アニメはオリジナル展開になってますが、「最遊記RELOAD GUNLOCK」の13話から最終話26話まで。
なっっっが~~~いストーリーとなっております!!!(笑)
この長編ストーリーをどのような構成で作っていくのか、2021年6月現在まだまだ情報に乏しく、いつ放送されるかも発表されていません。
が、長い話なので今のうちに予習しちゃおう!
ということで、Even a Worm編のあらすじ、感想をいくつかに分けてご紹介します!
さぁ、この掛け声とともに、初めて行きましょう!
「準備はいいか、野郎ども。」
最遊記 RLEROAD(Even a Worm編)の原作漫画のあらすじ
step.1 オープニング、西の大陸から来た男ヘイゼルとの出会い「おばんです」
妖怪を暴走させた異変を調べるため西へと旅を進める三蔵一行でしたが、そこへ刺客の影が襲い掛かります。
しかしそれは、今まで襲ってきた妖怪たちではなく人間だったのです。
妖怪を殺せと呟く人間たちは、人のそれとは思えぬほどの強い力で、悟空、悟浄、八戒だけを狙って攻撃してきます。
その人間を倒すと、なんと石のようにボロボロ崩れていくのでした。
宿に着き眠る4人のもとに妖怪が現れ、三蔵たちだけでなく街の人々も襲われてしまいます。
すると、不思議な方言を話す帽子をかぶった青年と、大柄な銃を持った青年が現れ、妖怪たちを倒していくのでした。
しかし戦い虚しく、街の人々から死人が出てしまいます。
そこへ帽子をかぶった青年が、ペンダントを使い、なんと死んだ人間を生き返らせたのです。
翌朝、4人の前に現れたその青年はヘイゼルと名乗り、大柄の男ガトと共に海の向こうの西にある大陸から、この国で妖怪の被害にあっている人々を救うために来たと語りました。
なんともうさんくさい方言でしゃべるヘイゼル…いけ好かない(笑)
試すように三蔵たちを見ていますが、いったい何を企んでいるのでしょうか。
step.2 ヘイゼルとの対決と別れ「死にたくない!」
ヘイゼルは殺した妖怪の命をペンダントに貯め込み、死んだ人間を生き返らせていました。
旅の途中ヘイゼルと再会し、妖怪に攫われた女たちを救う為、4人とヘイゼル達は妖怪のアジトへと向かいます。
そして追い詰められた妖怪は、連れ去った女を人質にとります。
しかし死者を蘇らせられるヘイゼルは、魂みっつ回収して三人蘇らせてもプラマイ0や、と言って女ごと攻撃しようとするのです。
それを止める悟空と悟浄、そして三蔵は、魂ってのはひとつふたつと数えるもんじゃねえよ、と言うのでした。
その後、三蔵たちとヘイゼルたちは妖怪の子供に遭遇しますが、ヘイゼルはその子供を殺そうとします。
ヘイゼルは、昔師父をモンスターに殺され、その恨みから妖怪を根絶やしにする決意をしてこの地に来たのでした。
悟空、悟浄、八戒はそれに納得できず、ヘイゼルとの対決に臨みます。
そこへ妖怪の子供がやってきて、ヘイゼルの人間の為にその命が欲しいというお願いに、いいよと答えました。
しかし、三蔵は彼に問います。
なぜ震える、なぜ恐れる、もっとでかい声で言え。
「死にたくないよぉぉぉ!」と叫ぶ妖怪の子供。
身を引くことにしたヘイゼル達に悟空は競争を持ちかけました。
ヘイゼル達が妖怪を全滅させるのが先か、俺たちが異変ってやつを止めるのが先か。
そして2組はそれぞれの道を進んでいくのでした。
お互い理解し合えることはなかったですが、少しずつヘイゼルの気持ちに変化があり、そして三蔵たちもまた考えさせられるきっかけとなりましたね。
step.3 4人が選ぶもの、進むべき道
ヘイゼルと別れた三蔵たちは、とある街へと辿り着きます。
そこは、結界がはられた妖怪が入ることの出来ない、平和な街でした。
しかしそれは真っ赤なウソで、妖怪と取引をした街の長の手によって三蔵は妖怪に襲われ、悟空たち3人は牢屋に閉じ込められてしまいます。
逃げ出した悟空たちは、三蔵を探しますが、長の手下に囲まれ、そこへ街の人々もやってきました。
彼らは長の不正を知りながらも、自分たちの平和を守る為に黙認していたのでした。
もう、人間だとか、妖怪だとか関係ない、自分たちの守るべきものの為に戦うと決意した悟空たち。
そこへボロボロになった三蔵が現れて言います、生き延びるさ 胸張って死ぬ為に これが俺たちの選んだ道だ、と。
人間もまた、妖怪に怯えるだけではなく、どう平和に生き延びるのか、その為に他者を犠牲にすることを厭わない。
自分が生きる為に、相手を傷つけていくのです。
とても難しい問題ですね。
三蔵たちもこの問題の解決策を出すことはできません。
しかし、彼らは自分の大事なものを守る、その為に戦うと決意を新たにしました。
step.4 ヘイゼルとの再会、こわれるおと
旅路を急ぐ三蔵たちですが、宿泊している部屋に戻ると、そこにはヘイゼルとガトが待っていました。
なぜ戻ってきたのかと問う三蔵に、西に凶悪な妖怪がいるという噂を聞き、もしそれが本当ならば始末しなければとヘイゼルは答えます。
その噂を彼に伝えたのは、全ての争いに影を落としている、烏哭三蔵法師でした。
その晩、三蔵と悟空は外で話をしていました。
人を生き返らせるとはどういうことなのか、真剣に考える悟空。
それでも、もし自分が死んだら、俺は生き返らなくていいと笑って言いました。
少し吹っ切れた悟空は三蔵に早く帰るぞと促されます。
そして、何の前触れもなく、振り返った三蔵が見たものは、傷だらけの今にも死にそうな悟空の姿でした。
まとめ
step.1~4にわたってEven a Worm編のあらすじを書いてまいりました。
こちら、実は6巻までの内容です。たった3巻分…(笑)
ここからさらに物語は大きく動き始め、10巻まで続いて行きます。
Even a Worm編の主題はなんだったのでしょう。
それは、“命”ではないかと思います。
今まで自分の利益のため、深く考えずに西へと向かっていた面々。
しかしヘイゼルと出会うことで、それぞれの考えが変わってきました。
妖怪は襲って来れば殺す、でも、良い妖怪だっている。
人間は非力で妖怪から守らなくてはいけない、でも、悪い人間だっている。
どちらの味方もしない4人は、何の為に戦い、何の為に西へ向かうのか。
この先も困難が続き、ボロボロになっていく4人ですが、それでも己の信念の為に進み続けます。
先のお話ですが、10巻の最後のシーンで西へ行く旅を指示した観世音菩薩のこんなセリフで、本作は締めくくられます。
「撃ち続けるだけなら弾はじきに尽きる
ただガムシャラに乱射する事しか知らなかったアイツらが
今改めて胸(ハラ)に弾を込め直したって事さ 『現実』という 何よりも確かな弾丸をな
さぁ 再装塡(リロード)は済んだぜ あとはブチかますだ――そうだろ?」
「準備はいいか、野郎ども。」
引用:最遊記RELOAD10巻より
最遊記RELOAD Even a worm編 感想
今回はアニメ「最遊記RELOAD-ZROIN」は原作漫画の何巻のどこからどこまでか見どころやあらすじをお送りしました。
- アニメ「最遊記RELOAD-ZROIN」は「最遊記RELOAD」の4巻〜10巻の内容
- 漫画は「最遊記」→「最遊記RELOAD」→「最遊記RELOAD BLAST」の順番で見る
- アニメ過去作は『最遊記RELOAD』→『最遊記RELOAD GUNLOCK』→『最遊記RELOAD -burial-』の順番で見る
- 「最遊記RELOAD-ZROIN」は原作漫画のストーリーで再アニメ化
いかがでしたでしょうか…!
わたしはもちろん全巻読んでおりますので、話の内容はわかっておりましたが、良いシーンばかりでなかなかまとめきれず…!
最遊記の素晴らしいところは、毎回出て来るかっこいい台詞やフレーズはもちろんのこと、生きる事について考えさせられることです。
そしてそれを4人の成長とともに、読み手にも考えさせていく…峰倉先生素晴らしすぎる!!(泣)
また、個性の強いキャラクターばかりなので、このキャラ好き!というのもあるでしょう。
わたしは三蔵推しです!!(笑)
そんな素晴らしいキャラクターたちと一緒になって、皆さんも西への旅を味わってみてください。
アニメ化の前に原作を読むもよし、アニメを見てから原作を読むのもよし!
「最遊記RELOAD -ZEROIN-」楽しみに待ちましょう!
須らく看よ!