小説家になろうで連載されていた人気作品の漫画化。
乙女ゲーム『聖と魔と乙女のレガリア』の世界に登場する悪役令嬢アイリーンに転生した少女とラスボスである魔王クロードのラブロマンスです。
ラブコメ要素を持ちつつ、ゲームの主人公であるリリアや元婚約者などからの非道な仕打ちに立ち向かう勧善懲悪物でもあります。
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました1巻では婚約破棄を言い渡された途端に記憶が戻り始めたアイリーンは自身の死亡フラグをへし折るために魔王の生まれ変わりであるクロードの元へ赴きます。
果たしてアイリーンは世間知らずさを見せながら一筋縄ではいかないクロードを籠絡することができるのでしょうか。
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1話「婚約破棄されたその足で求婚に!」のあらすじとネタバレ感想
エルメイア皇国の皇太子であり婚約者であるセドリックから一方的に婚約破棄を告げられたアイリーン。
この先の顛末をゲームのシナリオという形で知るアイリーンは自らの命を守るために動き出します。
大体のルートで覚醒した魔王が立ちはだかることにより命を落とすアイリーンにとって、セドリックの異母兄であり魔王の生まれ変わりでもあるクロードはフラグそのもの。
魔王への覚醒を阻止するためには『ヒロインへの愛』が必要ですが、2周目以降に開放されるルートを現実となってしまった世界で開放すること不可能と考えます。
そのために自ら魔王の居城へ乗り込みクロードへ求婚するのでした。
求婚されたことに困惑しつつ今まで畏怖の対象でしかなかった自分を真っ直ぐに見るアイリーンにたじろぐクロード。
タイムリミットが迫るなか、アイリーンはクロードを口説き落とせるのでしょうか。
2話「バッドエンド街道爆進中」のあらすじとネタバレ感想
命を落とすきっかけのひとつである平民落ちのフラグとなるリリアとセドリックの婚約発表夜会への参加を承諾してしまったアイリーン。
自らの命を守るためにもクロードの攻略を急ぎます。
再びクロードの元へ訪れたアイリーンでしたが、魔物の意地悪で城にはたどり着けませんでした。
魔物の性質を逆手に取り一羽のカラスを人質にしたアイリーンはクロードに姿を現すよう脅します。
差し入れたお菓子に媚薬を仕込むものの、薬の類いに耐性のあるクロードには効きません。
夜会に出る出ないと問答を繰り返していると、フェンリルの子供が迷子になったのだと先ほどのカラスの魔物が知らせにきます。
似た展開をゲームで知るアイリーンは所属していた学園の捜索を申し出るのでした。
3話「魔王より先に目覚めるドS」のあらすじとネタバレ感想
迷子になったフェンリルの子供を探すため学園内を走り回るアイリーンの耳に生徒の騒ぎ声が届きます。
フェンリルの子供は罠にかかり、生徒たちいたぶられていました。
アイリーンが子供を宥めているうちに親が現れ生徒たちは逃げ出します。
アイリーンは罠から子供を救い人が集まらないうちに森へ帰るよう促すのでした。
リリアを連れ現れたゲームの攻略対象キャラでアイリーンやセドリックの幼馴染みでもあるマークスが、逃げた生徒から告げられたアイリーンに責任を押し付けた言い分をいとも簡単に信じ冷たく当たります。
するとそこにクロードが現れました。
マークスをあしらい、アイリーンの濡れ衣を晴らすために膝をついたのです。
クロードが指を鳴らすと馬車が現れ、驚くアイリーンにクロードは微かに笑うのでした。
4話「少数精鋭と荒れる風」のあらすじとネタバレ感想
至高の顔面から乙女がキュンとくるようなドSな台詞を吐かれたことを思い出してはアイリーンは動揺します。
クロードの元へ足繁く通うなか、通りかかった市井で声をかけられ足を止めます。
声の主は小さな新聞社を営むジャスパーという男で、以前に起こったある事件で顔見知りとなった人物のひとりでした。
ジャスパーからセドリック名義で進めていた公共事業がアイリーンの手を離れたことにより手酷く遺棄され、雇用者が困窮しているのだと聞かされます。
そこでアイリーンは居城の修繕を自らの持ち出しで提案し、クロードへの補助金が横領されているのだと考えその調査を進めていることを伝えます。
更には一部の土地を借り受け農園を作り、領地内でより多くの雇用を生むことに加え人間との繋がりを望むクロードに助力するのでした。
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました1巻のまとめ
『なろう』で完読していた作品の漫画化です!
原作と比べると端折っていると感じる部分(マークスの人物説明がなかったため原作を読み返してしまいました)が多かれ少なかれありますが、概ね原作に忠実なのではないでしょうか。
本筋のクロードとアイリーンのロマンスも好きなのですが、リリアというキャラクターがこう……うまく言葉に出来ないのですが……個人的に気になるんですよ。
リリアってよくあるゲーム転生、悪役令嬢もので見る『本来の主人公』キャラに比べ邪悪なんですよね。
それがとても好き……というのではないのですが……気がかり……?
一度読んでいるためその後の展開はすべて知っているのですが、やはり文字だけを追うのとはまた違った楽しさがありますね! 二巻も非常に楽しみです!
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